死霊術により自らキョンシーとなったメイユイは
武道の名門〝一心館〟で共に学んだホンファを同じくキョンシーにしようと企んでいた…
メイユイは以前からホンファに恋心を抱いており、共に死なない肉体となって
ホンファと永遠を生きていきたいと考えていた…
メイユイの歪んだ恋慕は果たして実を結ぶのか…

■本編　モノクロ　27ページ
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ある日突然キョンシーが街に溢れ返り、次々と襲い掛かってきた
倒しても倒してもきりがない為一時街から脱出する事を決意する。
一心館の仲間たちを気にしつつも
キョンシーに噛まれない様に細心の注意を払い進んで行くと…
目の前には、かつて共に一心館で武を学んだ友〝メイユイ〟が
変わり果てた姿で佇んでいた…

不気味な笑みを浮かべながら話し出したメイユイ…
本来キョンシーは言葉はおろか自身の意思を持たず
ただ本能のままに血を求め襲い掛かって来る
しかし彼女は明らかに人としての意識があった…

「あたしね、貴方よりどうしても強くなりたくて
禁断の死霊術に手を出しちゃった」

そして最強のキョンシーとなったメイユイの最大の望みは
ホンファにも同じ姿…キョンシーになってもらう事だった。