少女がたどり着く先はトイレか?　それとも死か?
得体の知れない何かが蠢く暗闇の廃学校で、
少女は恐怖と生理現象に抗い、トイレと真実を求める…

■ストーリー
金山未奈は、大物政治家の父を持ち、いわゆるお嬢様と呼ばれる生活を謳歌していた。
その人生の中で、常に何不自由の無い生活を送っていた彼女は、そんな日々に何処か退屈を覚えていた。

ある日、未奈は妹の玲奈と共に、学校からの帰路に就こうとしていた。
学校の帰りは、父親の秘書である和華が毎日車で出迎えてくれる。
この日も未奈は玲奈と共に、和華の運転する車に乗った。

しかしこの日は何故か、まっすぐ家には帰らず、何処かの港へと二人は連れて行かれた。
未奈達が不思議に思ったのも束の間。二人は背後から殴りつけられ、意識を失ってしまう。

気が付くと、未奈と玲奈は拘束され、何処かの学校とおぼしき廃墟に囚われていた。
困惑する二人の前に現れたのは、いつもとは様子の違う和華。
彼女が言うには、この場所は無人島の中にあり、周りには自分達以外の誰も居ない。
そのため、どれだけ騒いでも誰も助けには来ないとのことだった。

和華は二人を人質に取ったと言い、政治家である父親と何かの取引を持ちかけているという。
だが、和華の目的がなんなのか、彼女は決して口を割らなかった。

暫くして、和華はトイレに行くと言って、二人の前を去った。
ところが、突如として和華の悲鳴が辺りへ響き渡る。
未奈達が駆けつけると、そこには何者かによって命を奪われた和華の姿があった。

誰も居ないはずの無人島で、誰かに殺された和華……。
未奈達は、この島には何かが潜んでいると考え、薄暗い教室で身を潜め、助けが来るのを待つことにした。

しかし、そんな二人に「尿意」という魔物が襲いかかる。
無闇に動き回るのは危険……それは分かっていても、抗うことのできない尿意に我慢が出来ず、
ついに未奈は、トイレを探しに暗闇へと一歩を踏み出すのだった……。

■キャラクター
・金山　未奈(かねやま　みな)
大物政治家の父を持ついわゆるお嬢様。
今まで人生の中で大きな苦労はしたことがなく、何不自由ない生活を送っていた。
そのため、自分の人生はとても退屈なものだと思い、刺激的な何かを求めている。

幼い頃に母親を事故で亡くし、父親のみとなっている。
父との関係は悪くはないが、父は殆ど家に居ることが無いため、そもそもあまり関わることが無い。
今まで身の回りの世話は、父の秘書である和華が行なっており、和華のことは母親の様に慕っている。

昔からずっと、妹である玲奈と過ごしているため、妹のことはとても大切に想っている。


・金山　玲奈(かねやま　れいな)
未奈の妹で、礼儀正しい性格。
昔は、あまり活発的なタイプではなかったため、何かあるとすぐ泣いていたが、
そう言うとき、いつも姉である未奈が助けてくれていたため、未奈のことを心の底から尊敬している。

そのため、今では姉に対して献身的であり、礼儀正しい性格も、姉を敬う気持ちから形成されていった。
父親のことも尊敬はしているが、会う機会が少ないため、その思いを伝えたことはない。

未奈同様、身の回りの世話は秘書である和華がしてくれていたため、和華のことは母親のように慕っている。


・白崎　和華(しらさき　のどか)
未奈達の父親である大物政治家、金山　清治郎(かねやま　せいじろう)に仕える敏腕秘書。
彼女無しでは、清治郎の仕事は回らないだろうと言われる程にできた人物だと言われる。

しかしそれだけ仕事熱心な一方で、人に対する愛情も持ち合わせており、
仕事でほとんど家に帰れない清治郎に代わり、彼の娘達の世話を率先して行なっている。

昔から和華の世話を受けてきた未奈達は、今ではすっかり和華を母親のように慕っている。

だからこそ、何故彼女が今回このような凶行に至ったのか、
その理由が未奈達には理解出来なかった。

探索を進めて行くと、次第に未奈の精神は減っていきます。
精神が0になると、未奈は恐怖に耐えられなくなり、その場で失禁してしまいます。

失禁すれば、命を狙う者に見つかってしまいます。
そのため、不要な探索はなるべく避けるようにしましょう。

また、精神が大きく減ってくると、次第にありもしない物が見えたり、存在しない音が聞こえたりといった「幻覚」症状に襲われることでしょう。
しかし幻覚は、恐怖に駆られた未奈の心が映し出す幻です。
そのようなまやかしに屈せず、未奈はトイレを探し出すことができるでしょうか。
※精神は、最初の難易度設定によって、減らないモードでプレイすることもできます。

タイトル画面から「ニューゲーム」選択後に出てくる選択肢で、
「回想モード」を選ぶと入ることができます。

回想モードでは、最初から全ての回想が解放されているため、
本編を未プレイでも全てのシーンを見ることができます。

本編をクリアすると、おまけモードをプレイすることができるようになります。

おまけモードは、本編の前日談となります。
内容は学校の帰りに、トイレが我慢出来なくなった未奈が、
とある園でトイレを借りようとするも、トイレが使えない状態で・・・
というものです。

つまり、前作「はずかしーしー」の未奈バージョンといった感じの内容です。
※おまけには、ホラー要素は一切ありません。
※おまけモードは、本編をクリアしなくても、回想モードから解禁することも出来ます。